【四谷】卵は1日1個ではなく、3個が良い!?
[2015年12月19日]
こんにちは
四谷店 野崎です。
私が会員様にタンパク質摂取でお勧めする食材に ” 卵 ” があります。
卵は1日1個までと聞いたことがあるけど。。。なんていわれることもよくあります。
実際どうなのか、ちょっと調べてみたのでご紹介したいと思います。
卵が1個までといわれるのもコレステロールの値を気にされてのことだと思います。
少し前ですが、人間ドック学会の発表で、「健康な人」の基準値が発表されましたね、ご存知ですか?
総コレステロールの値や、血圧、BMIなど、緩和されています。
コレステロール値が高くなると動脈硬化が起きるなんて言われてきましたが、基準値も変わり実際どうなのか疑問ですよね。
また、コレステロールも悪いものというイメージもある中で、筋肉やホルモンの材料として体に必要不可欠なものでもあります。
コレステロールについて少し調べてみたのでそれも紹介したいと思います。
そもそも、コレステロール値が高いと動脈硬化が起こると言われる根拠となる実験は、1913年のロシアで行われたウサギによる実験みたいです。
もう100年も前のことなんですね。私もびっくりしました。
動脈硬化はご存じのとおり、心筋梗塞などを引き起こす原因となり、それ自体は体に悪いことはその通りです。
ただ、ウサギは草食動物ですよね。肉や卵を食べる習慣がないので、コレステロールへの抵抗も弱いことが言えます。
その草食動物のウサギに、無理やりコレステロールを与えてしまえば、動脈硬化になっても仕方がない状態です。
その結果を雑食性の人間に当てはめて考えてしまっているようです。なかなか、強引な決め方だったかもしれません。
話を卵に戻します。
コレステロール値にかかわる食品として代表的なのが卵とされています。1日1個と言われてきたことも、やはりここから言われているようです。
人間の体では、1日に必要なコレステロールのうち、2/3は肝臓で合成され、食べ物で摂る量は1/3とのこと。
コレステロールを摂っても肝臓での合成量を調整することで血中のコレステロール量は一定範囲に収まってきます。
動脈硬化を引き起こすものではありますが、あくまでバランスの問題といえるようです。
最近ではコレステロール不足が、脳内セロトニンの不足にもつながり、うつ病、アルツハイマーの原因になることが分かっているそうです。
もちろん、身体が調整できる範囲を超えてのコレステロールの大量摂取は、動脈硬化につながってしまいます。
ただ、卵を1日1個に制限する必要はなさそうです。
卵は完全食品ともいわれます。ビタミンC、食物繊維以外で体が取れる栄養素がほとんど備わっていると言われ、積極的にとりたい食材です。
また、日本人はタンパク質不足で1日平均20g前後不足していると言われています。卵1個で約7g、3つで約21gとタンパク質不足も解消できますね。
ちなみにイタリアには115歳まで元気に長生きされた女性で、毎日3個の卵を食べて健康を保ったという方もいるみたいです。
こう考えると積極的に1日3つは食べたいところです。
卵以外の食材でコレステロールの基となる脂質の摂りすぎは注意が必要です。
卵への認識を変え、食材に積極的に取り入れ、元気な体を作っていきたいですね。
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